初開催のジュニア本因坊戦(毎日新聞社)
無差別クラス優勝 渡辺創太くん
長野県内では初めての開催となるジュニア本因坊戦(主催・毎日新聞社)は昨年12月10日、長野市の県社会福祉総合センターで開かれました。県内各地から小・中学生、園児合わせて31人が参加し、全国大会への出場選手を選ぶ無差別クラスは飯山市城南中1年の渡辺創太くんが優勝を飾りました。
ジュニア本因坊戦は日本棋院、関西棋院が後援し、「花まる学習会」が特別協賛する大会で21回目になりますが、北信越地区の長野での地区大会は今回が初めてです。全国で22地区大会を行い、計32人の全国大会出場選手を選び、長野大会優勝の渡辺くんは3月24日から東京・毎日ホールで開く全国大会に出場します。
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有段者の無差別クラスは12人がスイス方式4回戦で争いました。優勝候補とみられた松本市筑摩野中2年の小野寺翔くんは初戦で渡辺くんと対戦。終盤のミスで逆転され、後退しました。2位は高山村高山中2年の廣川晴弘くん、3位は大町市大町西小6年の北澤明良大くんでした。北澤くんは最終戦で渡辺君と対戦し、黒番2目半負けの惜敗でした。
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大会は段級位認定大会も兼ねて行われ、1~8級のBクラスには9人、9級以下のCクラスには10人が出場。それぞれ7回戦で競い、Bクラスは伊那市西箕輪小1年の丹野麗さん(1級)が全勝で優勝。初段と認められました。2位は伊那市伊那小6年の駒井創くん(2級)、3位は中野市中野小4年の岡遥花さん(8級)でした。
Cクラスは伊那市伊那小3年の柴颯之介くん(10級)が全勝で優勝。2位は長野市朝陽小5年の榑沼蒔人くん(9級)、3位は須坂市小山小4年の山本直士くん(9級)でした。このクラスには昭和幼稚園(長野市)年中の牧野和真くん(4歳、18級)も出場。元気よく7局を打ち切りました。
【写真説明】
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長野県内で初めて開かれたジュニア本因坊戦
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優勝決定戦。右が優勝の渡辺くん、左が北澤くん
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4歳で出場の牧野和真くん