第42回 アマ囲碁選手権 長野県大会
主催 信濃毎日新聞社、日本棋院長野県本部
中曽根理樹さんが優勝
名人、本因坊と合わせ3冠
準優勝は原光王さん
第42回県アマチュア囲碁選手権大会(主催・信濃毎日新聞社、日本棋院県本部)は8月26日、長野市の県社会福祉総合センターで開き、上田市の中曽根理樹さん(27)が2016年に続いて2回目の優勝を果たしました。
県内4地区の予選を勝ち抜いた32選手がトーナメント戦で競い、決勝は中曽根さんと坂城町の原光王さん(68)が対戦。白番の中曽根さんがノゾキの巧手で主導権を握り、中押し勝ちしました。これで県名人、県本因坊と合わせて3冠を手にしました。
中曽根さんは9月15、16日に東京・日本棋院での全国大会に県代表として出場。
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本棋戦は2回戦からの棋譜と観戦記が、来年の信濃毎日新聞夕刊に順次掲載されます(準決勝の2局は朝刊)
決勝の1局は下島陽平八段(駒ケ根市)が観戦記を担当し、元日からの朝刊囲碁欄で紹介されます。
結果は次の通り(上が勝者、△は黒番)
【1回戦】
寺島 滋 不戦勝 前田 秀滋
(上田市) (長野市)
△樋口 裕祐 4目半 福岡 昭秀
(松本市) (茅野市)
韋 華 中押し △小川 貞夫
(長野市) (駒ケ根市)
加藤 遼 中押し △桶田 勇
(松本市) (佐久市)
△米倉 丈博 14目半 滝沢 昇
(松本市) (飯山市)
中曽根理樹 20目半 △井上 亮
(上田市) (茅野市)
山崎 克彦 中押し △小宮山昌雄
(上田市) (長野市)
伊藤 隆 13目半 △松本 宏
(諏訪市) (松川村)
△清水 時哉 5目半 原 孝行
(須坂市) (飯田市)
△輪湖 正行 中押し 青木 幹雄
(松本市) (坂城町)
△関谷 勝 半目 武智 慎
(飯山市) (松本市)
小林 博省 中押し △油井 康修
(飯田市) (上田市)
△羽田 晋一 中押し 宮崎洋一郎
(長野市) (駒ケ根市)
倉科万以子 中押し △中村 富治
(松本市) (上田市)
△原 光王 中押し 渡辺 創太
(坂城町) (飯山市)
△肥後 幸尚 中押し 岩田 清
(松本市) (辰野町)
【2回戦】
△樋口 時間切れ 寺島
韋 中押し △加藤
△中曽根 中押し 米倉
伊藤 中押し 山崎
清水 3目半 △輪湖
△関谷 中押し 小林
△倉科 時間切れ 羽田
原 中押し △肥後
【準々決勝】
韋 17目半 △樋口
△中曽根 中押し 伊藤
△清水 5目半 関谷
原 3目半 倉科
【準決勝】
△中曽根 中押し 韋
△原 中押し 清水
【3位決定戦】
韋 中押し △清水
【決勝】
中曽根 中押し △原
大会風景。各地区から32人の実力者たちが集った。
決勝戦の中曽根さん(左)と原さん。