ジュニア本因坊戦(毎日新聞社)
無差別クラス 飯島義之くんが連覇
ジュニア本因坊戦長野大会(主催・毎日新聞社、後援・日本棋院、関西棋院、特別協賛・花まる学習会)は12月6日、長野市松岡の市リサイクルプラザで開きました。
県内各地から小中学生17人が出場し、ハンディなしの無差別クラスは松本市の才教学園中3年、飯島義之くんが優勝し、前年に続いて連覇を果たしました。3月20、21日、東京・毎日ホールで開催予定の全国大会に出場します。
前年は全国大会がコロナ禍で中止となり、飯島くんは「残念でしたが、仕方ありません」と話し、今回は「中3ですからこれが最後の大会。楽しみながら全集中して対局に向かいたい」と抱負を語っています。
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ジュニア本因坊戦の県内での開催はこれで4年目。今回は無差別クラスには8人が出場し、スイス方式4回戦で競いました。3回戦を終えて3連勝の飯島くんと須坂市常盤中2年、小林太一くんが決勝戦に臨み、白番の飯島くんが勝利を収めました。
段級位認定も兼ねて行われたハンディ戦クラスには9人が出場。こちらもスイス方式4回戦を戦い、4連勝した伊那市伊那東小2年、江藤孔亮(こうすけ)くん(初段)が優勝しました。
各クラスの成績上位は次の通りです。
▽無差別クラス
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飯島 義之(松本市・才教学園中3年)
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小林 太一(須坂市・常盤中2年)
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岡 遥花(中野市・南宮中1年)
▽ハンディ戦クラス
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江藤 孔亮(伊那市伊那東小2年)初段
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小山 真宝(須坂市小山小5年)初段
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江藤 羽奏(伊那市伊那東小6年)3級
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コロナ禍の中での大会となり、参加選手は付き添いの保護者ともどもマスクを着用し、間隔を空けて並べられた碁盤に向かいました。ただ、第3波ともされるコロナの感染拡大を受け、出場を予定していながら直前に断念する選手も少なくありませんでした。やむを得ないことです。
段級位認定では、良い成績を残した伊那東小2年の江藤孔亮くんが二段、須坂市小山小5年の小山真宝さんも二段、伊那東小6年の江藤羽奏(わかな)さんが初段への昇段が認められました。なお、江藤羽奏さん、江藤孔亮くんは姉弟です。
無差別クラス
ハンデ戦
新型コロナに備え、互いに距離を置いて行われた対局
小学生女子の対戦もあちこちで見られた大会
飯島くんと岡さんの対局
飯島義之くん(右)と小林太一くんの決勝戦
無差別優勝の飯島義之くん