第45回 県アマチュア選手権大会
(信濃毎日新聞社)
浦野貴之さんが初優勝
2年ぶりの開催 準優勝は韋華さん
第45回県アマチュア選手権大会(主催・信濃毎日新聞社、日本棋院県本部)は8月22日、長野市松岡の市リサイクルプラザで開き、伊那市の浦野貴之さん(24)が初優勝を飾りました。
昨年の第44回大会はコロナ禍で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。また、従来のトーナメント戦は敗退するとそこで終わりのため、今回はスイス方式5回戦に模様替えし、もっと打てるといいという参加者の要望に応えることにしました。持ち時間は45分を40分に短縮しました。
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県内4地区の予選を勝ち抜いた32選手が出場しましたが、新型コロナの感染拡大などで棄権する選手もあり、予選参加者の多かった北信地区から補充しました。田内正一さん(中信)、梁取孝雄さん(南信)は当日欠場でした。小学生から80代の出場選手の年代をみると、60歳以上の高年者が目立ち、とりわけ80代は8人、70代は7人でした。
4回戦を終えて全勝は南信の浦野さんと北信の韋 華さん(47)=長野市=。決勝戦は白番の浦野さんが中押し勝ちで制しました。浦野さんは「県内棋戦のタイトルを-と願っていましたが、運よく優勝できました」と喜びを語りました。例年なら県代表として出場できる全国アマ選手権は、コロナのため中止となりました。
3位には4勝1敗で並んだ4選手(準優勝の韋さんを除く)のうち、スイス方式の順位の決め方により長野市の田村邦彦さん(68)が入りました。
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本棋戦はこれまでは2回戦から信濃毎日新聞に掲載されましたが、同紙の都合で今回から2勝同士の3回戦4局、3勝同士の4回戦2局、それと決勝の1局が掲載の対象となります。
間隔を空けた会場で2年ぶりに開催された県アマ選手権大会
最高齢は87歳の武舎邦利さん(向こう側・上田市)。はつらつとした対局姿を見せた
初優勝を飾った浦野さん
決勝では強豪の韋さんを破った
準決勝の様子。
3回戦以降は棋譜が信毎に掲載されるため、より一層、対局に力が入る