第38回日本棋院県本部総会
「明科囲碁同好会」を表彰
棋院の経営不振が論議に
日本棋院長野県本部は4月21、22日、第38回通常総会を千曲市の上山田ホテルで開きました。日本棋院から平野則一常務、吉岡薫八段を迎え、明楽昌夫副本部長をはじめ本部、支部の役員ら30人余が出席しました。
山根敏郎本部長は会長を務める長野市日中友好協会が21日、創立40周年記念式典を長野市内で開いたため県本部総会には出席できず、明楽副本部長が議長を務め、本年度の事業計画、予算を議決しました。
本年度は経営不振に陥った日本棋院の普及協力金の減少により、7月に志賀高原で開催のサマー囲碁カーニバルを縮小します(A、B2コースを3泊4日の1コースに)。
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総会はその他の議論で日本棋院の経営不振を取り上げる発言が目立ち、平野常務が1問ずつ応答。「小林覚新理事長(松本市出身)を迎え、立て直しを模索している。厳しい状況にご理解を」と訴えました。
役員改選では東信地区事務局長に馬場哲夫、中信地区本部長に勝野稔の両氏を新任しました。
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今回の表彰は日本棋院普及活動賞が県本部副本部長の明楽昌夫さん、普及功績賞が須高支部副支部長の金井啓二さん、浅間支部・佐久支部長の飯森貞良さん、駒ケ根支部幹事長の市山利也さん。また年2回の囲碁大会が今年1月で122回を数えた「明科囲碁同好会」(矢花勝春会長)が県本部表彰に選ばれ、事務局の関尚義さんが表彰状を受け取りました。
【写真説明】
▽日本棋院の経営不振も論議となった総会
▽表彰される明科囲碁同好会・関尚義さん(右)
◎今年度表彰のみなさん
日本棋院普及活動賞
明楽 昌夫 様(県本部副本部長)
長野県本部表彰
明科囲碁同好会 様
日本棋院普及功績賞
金井 啓二 様(須高支部副支部長)
飯森 貞良 様(浅間支部・佐久市部長)
市山 利也 様(駒ケ根支部幹事長)
◎総会記念囲碁大会
優勝は関谷勝さん
記念囲碁大会は翌日の22日、スイス方式4回戦で競い、関谷勝七段が4勝で優勝しました。3勝1敗で同点の3氏はくじ引きで順位を決め、黒岩巌五段(長野支部)は3勝1敗ながら次点でした。
成績は次の通り。
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関谷 勝七段(北信本部)
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竹内 仁五段(東信本部)
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宮下幸雄五段(事務局)
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松本 宏七段(大町)
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滝澤 昇六段(飯山)